今回は昨今話題のAIやロボットについての話です。私の意見としては、AIやロボットが働き始めたとしても新しい仕事がポコポコ出てくるだけで、人間の仕事は無くならないと思ってます。
多分、メインストリームの仕事が娯楽や政治に切り替わるんだろうなぁという漠然としたイメージではありますが…
機織り機の自動化の時代を過ぎても人間の仕事は無くならなかったので、働きたい人間はいつまでも働ける世の中にはなるんじゃないかなぁ…
DTMでもAI技術を見かけるようになった
自動マスタリングサービスのLANDRや、iZotop社から発売されたNeutronやOzoneにはAI技術が使われています。作曲AIも出てきて、DTM界隈は既にAIへ舵を切ってます。
話を本筋に戻しますが、ツールがAI化されて便利になっても、まだ全て任せられるレベルではありません。それに人間にも癖があるようにAIにも癖があります。合う合わないもあるし、人間が手を入れないといけない余地も、人間の感性が重要な分野程、多くなります。
AIが人間にとって変わることはない
AIと聞くと何もかも完璧にこなすようなイメージがありますが、実際AIが人間以上にこなせるのは、特定の条件を絞り込んでいくマッチングや単純入力の確認作業などです。例を挙げると、ランジェリーブランドのコサベラが広告会社と手を切り、AIにを登用した結果、投資利益率が3倍になったというデータがあります。
こちらの記事で注目したいのはこの文章。
マーケティングチームが社内で設定していた3つの大まかなペルソナを、何百もの詳細な人物像として描くことができるのだ。 「AIの素晴らしいところは、私たちが見るのとは違った視点で人間を捉えてくれる点です。アルバートは与えられたブランド資産を活用して、自ら作り出したミクロセグメントごとに最適化し、それぞれの人が望むような口調で語りかけることができます。例えば、私たちが人物や物を表現するときは10くらいの特徴を挙げますが、AIは、私たち人間が見過ごしてしまいがちな、わずかな違いをも見出すことができるのです。そして、決して忘れることもありません」
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高単価の商品を購入する人間はどういう属性でどういう好みで…etc..を何度も繰り返して、こういう人にはこの広告というようにマッチングさせる事で、人間の広告会社を超える効率を叩き出しています。だからといって、AIに変えたら人間が必要なくなるという事はありません。
AIが見ているものと人間が見ているものは同じではないし、AIがマッチングを正確に行うために人間がいくつか情報を与える必要があります。
芸術分野において、AIはあくまで便利なツールで作品のコンセプトや表現したい事を全て汲み取る事は出来ません。
可愛い猫と言われて、頭の中のイメージが、三毛猫なのか、黒猫なのか、成猫なのか子どもなのか、頭の中のイメージなんて自分以外理解出来るわけがないんですよ。芸術においてAIは便利な助手としての位置付け、もしくは一人のアーティストにしかなり得ないので、一部を除いて人間から置き換わる心配はないと思ってます。
最後に
- AIにビビる必要はない。
- AIが得意な事は任せたらいいじゃん。
- 人間の感性が重要な分野を駆逐される事はない。
という話。
AIとロボットが発達して何もしなくても食料が得られる世の中になって人間がどのような社会を作るのか楽しみですね。
という事で雑記でした。