ネットの発達でどんなサービスでも手軽に簡単にできるようになりました。
例えば、わざわざ荷物を運び込んで査定してもらわないと売れなかった中古品売買。
今ならメルカリでポチポチやるだけ。しかも値付けは自分です。めっちゃ楽。そりゃあ流行りますよね。
SNSも同様。ツイッターだと何文字かポチポチしないといけませんが、インスタなら写真を撮っておしまい。
進化の方向としては、投稿するユーザーがやる事がどんどん減っていって直感的になってます。
何かを共有したい!という時にアップロードするまでの手順が簡単になって共有のスピードが上がり、動画特化系、live配信系のSNSが出てきたのも直感的にスピードが増して来た影響じゃないでしょうか。
今回は私のSNS感や、どういう進化をするんだろうなぁという予想を独断と偏見で行います。
感情は理屈より早い
2000年代のインターネットで共有されてきたのは知識や技術がほとんどですが、最近は感情が共有される割合が増えています。
直感的な投稿ができるようになりスピードが上がった結果、感情の共有がしやすくなったのが原因じゃないでしょうか?
特に直感的に操作できるSNSほど感情の共有が多い傾向。
エモいって言葉がありますよね。
アレって、SNSに感情の動きを書こうとした結果、出てきた言葉なんじゃないかと思ってます。怒りや嫉妬などの強い感情が共有された結果が炎上だし、面白いだったり楽しいって感情が共有された結果がバズるって事じゃないかなと。
他にも、バズって回ってくるツイートに対して画像でリプライが続くのも、言語化できない感情の動きを表すために画像を使ってやりとりをしているんだと思います。
『エモい』も画像でのやりとりも根本は同じ。感情の動きをSNSという制限の中でどう表現するかの違いです。
情報の共有の時代から感情の共有の時代になってどうなるか
SNSを独断と偏見で見てみると、感情の共有に対して制限が緩い物ほど若いユーザーが多い印象。
そして若いユーザーが多いSNSほど、成長性があるように感じます。若いユーザーのSNSの変遷を見ていると、Twitter.Facebook→Instagram→tiktokなど、という感じなので、
- 感情→言語だと語彙力や文章力が必要で難しい。
- 感情→写真だと伝えきれない事を説明しないといけない。
- 感情→動画だと喋ればok。
イメージはこんな感じ。
感情のやりとりは情報のやりとり以上にコミュニケーションの要素が強くなります。
そうなるとコミュニケーションは頭の中のイメージのやりとりなので、言葉ならイメージを想起させる難しさ、画像なら画像で何を伝えたいのかなど、媒体によって自分の関与できるイメージの領域が広くなったり狭くなったりしますよね。
SNSはインターネットにデータを保存して、後から他のユーザーが見ることで共有が成り立っているので、コミュニケーションの時間軸が後ろに伸ばされているイメージです。
年々、引き伸ばされた時間の中に保存する内容が『伝えたい事がわかる→表情と伝えたいことがわかる。表情の変化と伝えたいことがわかる』と変化しながら伝える側は『より簡単にスピード感を持ちながら正確にイメージを共有できる』SNSへ移動しています。
感情の共有の時代になってSNSはどうなる?
SNSと動画サイト、配信サイトの垣根がどんどんなくなっていくんじゃないでしょうか?
『表情の変化と伝えたいことがわかる』SNSがメインになりつつある以上、次に来るのはリアルタイム性の強化かなと思ってます。
理由としては、インフルエンサーに代表される自分の信用をお金に変える存在が出てきた以上、フェイクの存在がより大きな問題になるからです。
画像認識技術の発達で動画内の人間の顔を入れ替えたり、セリフを違和感なく編集する事が出来る時代に突入しています。
気になる方はディープフェイク(Deepfakes)で検索してみてください。
このような技術を悪用して事実無根の動画を捏造されれば信用を崩すこともできてしまいますよね。
こうなるとYouTube LIVEのようにリアルタイムの配信をアーカイブ化した地続きの動画と編集された動画だと意味合いが大きく異なって来るのではないでしょうか?
また、配信そのものがアーカイブとして残ることで、次の参加からリアルタイムなコミュニケーションに参加できたり、配信の途中から参加しても巻き戻して確認できるので文脈の理解がしやすくなります。
もう一つ強化ポイントとして挙げられるのが匿名性。
ツイッター以降のサービスだとどうしても写真、動画ともに匿名性が緩くなってしまうので、ツイッターに留まっているユーザー層がいるように思います。
匿名性を保ちつつ感情の共有の機能を持ったサービスを作るとなると、vrchatに録画機能をつけたような物になるんじゃないでしょうか?
Vtuberの出現もあり、こちらもYouTube LIVEがメインストリームになりそう。
問題は現状のVtuberは企業がデザインした内容のモノが主流なのと、機材のハードルの高さですが、もしスマホがvr対応し始めたら面白い事になりそうだなぁと思ってます。
最後に
- 技術の進歩でより素早く直感的に何でもできるようになった
- 直観的な操作によって、感情の共有がSNSでの主なやり取りになっている
- 感情の共有に向くSNSほど伸びてきている
- これからはフェイクが問題になり始めてリアルタイム性が求められるのではないか?
という話でした。
こういう環境で音楽をやるとなると、BGMとしての使用を想定した曲を作って公開したり、作曲しながらの放送も面白くなりそうです。
音楽は大多数の人にとって娯楽ですから動画視聴や配信と食い合わないようにうまく共存していきたいですね。
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