今回は教養についての話。
生きていくのに必要ないから学校の勉強はしないという言葉。どこかで耳にした事があるんじゃないでしょうか?
私は悪い事は言わんから自分のためにやっとけ派です。勉強ってそもそもは楽しいもの。好奇心の強い幼児時代は絵本を読んでもらったり、折り紙の織り方を学んだりした事があるはず。
ゲームの攻略法を調べたりするのも言ってしまえば勉強です。本質として捉えたいのは、『学生が嫌がるのは、勉強自体ではなく他人から何かを押し付けられる事』だという事です。
余談が長くなりましたね。
ここからはこれからの時代を生きていくために必要な教養についてまとめていきます。
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教養がある=自分の価値判断の基準を持っていること
教養って意外と説明の難しい言葉ですよね。私は教養は自分の価値判断の基準だと思っています。
そして教養を身につけるには、良質な知識や見解に触れる必要があります。学校に通う事の価値は、『人類がこれまでに生み出して来た知識』に大量に触れられる事にあります。
尖った才能があって、その才能から自分の価値判断の基準を得られる人間には『才能をさらに尖らせるのに足枷になる普遍的な知識』は必要ありません。学校での教育にはそのようなメリット、デメリットがあるのではないかと思っています。
知識に関しては、一般的な枠に収まらない人間にとってデメリットがありますが、もう一つの教養の元になる見解にはありません。見解自体が『私の価値判断の基準はコレです』という表明だからです。
他人の見解に触れるには、人と関わる事が重要。立ち話、雑談、講演会、読書なんでも構いません。中でも活字媒体は理解できるまで何度も読み返す事ができるので優秀だと思っています。
教養のない人間は他人の価値基準に振り回されて生きることになる
教養がないという事は、価値判断の材料である知識もないし、見解を比較する方法がないという事。そうなると、もっともらしい見解を自分の意見として行動を起こします。
まとめサイトが一部分を切り取り、もしくは改変して見出しをつけ、見出しを鵜呑みにした大衆がリツイートを繰り返して炎上、大規模なニュースサイトが取り扱い拡散という流れはよく見かけます。
そもそもこれって、記事になる以上絶対に編集は行われているという知識と、一方向のみの情報からでは本当のことはわからないという価値判断があれば防げるはずです。
自分で価値判断ができない未熟な人間は他人の意見に振り回されます。だから子どもには選挙権がありません。選挙という行為自体が自分の価値基準に見合う人間を選び代わりに政治を行ってもらう制度だからです。
技術の発展で個人の価値判断の基準がよりシビアに求められる時代が来る
これからの時代は新しい技術が発展し、個人の力がどんどん強くなっていきます。
技術は元々、国が策を練り育てるものでした。旧財閥系の大企業の前身は政商が多いことからもうかがえます。
次の時代になるとグローバル化が進み国を跨いだ経営を行う企業が技術発展の担い手になりました。
その次の時代は個人。もう片足を突っ込んでます。
AIの登場や技術の進化で企業でしかできなかった事が個人でできるようになりました。TVはyoutubeへ変わり、タレント、動画編集者、配信者が全て個人になっています。
個人の力が強まる以上、取り残されないためには自分の価値基準で選択し、行動を起こす必要があります。同時に、行動を起こすためには学び続ける必要があります。
こうした背景から日本企業が焦って副業を解禁したり、休みを増やした意図が見えてきますよね。副業禁止だとやりたい事が出来ないし、休みがないと学ぶ時間がありません。
そうなると優秀な人材はベンチャーかフリーランスに流れ、企業は大きいだけの棺桶になってしまいます。企業で勤める事が自分の成長を妨げるなら働こうと思う人材が大きく減るのも頷けますよね。
追い討ちをかけるように個人への応援が出来る投げ銭サービスも充実してきました。ENTYやFantia、pixivFANBOXなどクリエイターへの投げ銭機能を持つサービスは既に沢山あります。
企業から優秀な人材が抜け出し個人が活躍する社会になれば、組織の力は弱くなり個人の価値判断はよりシビアに求められることになりますね。
最後に
- 教養は自分自身の価値判断の基準
- 本読んだり、人と関わって教養を身につけよう
- 教養がないと他人に振り回されるで
- 勉強し続けないとアカンし、さっさと行動せなアカン
という話でした。
昔なら一つの知識で一生食っていけましたが、今は常に学び続けて自分が出来る事の幅を広げないとどうにもならない時代です。
だからこそ、熱意が必要で本当にやりたい事をさっさとやる必要があります。
教養がなければ、価値判断の基準が明確でないので、周りと同じように大学へ行き、就活を経て就職して、少し経ってからやりたい事と違ったと気づき、本当にやりたかった事から遠回りしてしまう事になります。
後悔しないためにもしっかり本読んだり、人と話しようぜ!
という事で雑記でした。